言語聴覚療法学科 授業「言語評価技術論」
今回は、言語聴覚療法学科2年生の授業をご紹介いたします。
「言語評価技術論」
記憶力をはじめとする認知機能のリハビリは言語聴覚士の担当分野の一つです。その中でも、今回は認知症が疑われる方へ行う【改訂 長谷川式簡易知能評価スケール】(認知症の疑いや認知機能の低下を早期に発見する検査)の練習をしました。この検査は5〜10分と短時間で実施可能な検査で、認知機能の中でも記憶力に関する項目で構成されています。用意するものは日用品だけで簡単に準備でき病院だけでなく施設など幅広い領域でよく使われる検査の一つです。
①言語聴覚士の「検査」の多くは、患者様と向かいあって進められていきます。授業では、言語聴覚士役だけでなく模擬患者役を経験することで、検査を受ける患者様側の気持ちを想像することができます。
②検査では、患者様に提示する道具の選び方や並べ方にも決まりがあります。教員と一緒に一つひとつ確認をしながら、学んでいきます。
③言語聴覚士役は、わかりやすい話し方はもちろんですが、視線や表情にも注意して進めていきます。また、同時に模擬患者役の視線や反応を確認する練習もします。
④模擬患者役が道具の名前を憶えているか、確認する場面です。言語聴覚士役は、患者様役の正しい反応や誤った反応にどのように対応する必要があるのか、考えていきます。
みなさんも言語聴覚士になるためにはどのような勉強が必要なのか?正しい理解をして職業選択をしていきましょう!